日本の工芸家としてさまざまな作品を世に送り出し、高い評価を受けた人物です。 龍村晋は1908年に大阪で生を受け、大学を卒業すると父親である平蔵を師事し古代裂の復元に力を注ぐようになります。 独自の世界観とフィーリング、技術を有していた父から学んだことは大きく、やがて独自の路線を築くことになります。 古典柄の復元を通じてこれまでに例のない伝匠名錦を誕生させ、あの芥川龍之介が絶賛するほどの芸術性を秘めた作品を生み出すことになります。