鳩の翼のような独特な色合いの青みがかった灰紫に用いられています。

鳩羽色は明治時代以降に流行を見せましたが、現在でも着物の色としては人気が高く大勢のファンがいます。
ルーツは江戸時代に流行した「何々鼠」と呼ばれる鼠色系の色と言われており、この色もその中の一つとして知られています。
独特の青が特徴的ですし、現在でもスタンダードなカラーの一つと言えるでしょう。

灰みが強く表れたものを鳩羽鼠、紫の強いものを鳩羽紫と呼びます。