沖縄の首里に伝わる絣織物を総称する名称で、独自の紋織を取り入れたデザインが特徴です。 1983年に行われた通産省伝統産業法指定申請にて、首里織と名付けられました。 14~15世紀の琉球王国は東南アジアや中国と盛んに交易が行われており、それを通して織りの技術が伝えられ、これが首里織のルーツとされています。 格調高く美しいデザインを持つ花倉織や道屯織は王家や貴族専用とされており、かつては首里でしか織られていませんでした。