昭和時代を代表する染色家の一人であり、重要無形文化財に指定されている型絵染の保持者としても知られています。 香川県木田郡三木町に生を受けた鎌倉芳太郎は穴吹香村に弟子入りすることで日本画の基本を学び、京都美術学校図画師範科を卒業後に沖縄へ渡ります。 自然の美しさやさまざまな色彩美を誇る沖縄に魅せられたことで探究心に火が灯り、教師として働く傍らさまざまな芸術の研究に熱中します。 後に建築界の重鎮とも琉球芸術に関する共同研究を行いました。