京都の先染め織物をまとめた呼び名で、朝鮮渡来の秦氏が始めたといわれる織物です。 1467年に起こった応仁の乱で避難していた織物職人が、西軍の跡地で仕事を始めたことから西陣織と呼ばれています。 美しく染められた色糸を使った西陣織は、国内だけでなく世界からも高い評価を得ています。 公家の装束や調度に用いられたデザインが多く、ほかの織物よりも細い糸で精密に織られていることが特徴です。 明治時代になるとジャカード機が導入され、新たな技法が開発されました。