1922年8月23日に兵庫県で生まれた染織家で本名は細見房雄です。 15歳で西陣の京都波多野錦繍堂に師事すると、綴織や整経、機栫えなど各種の技法を学んだ後、染色家の喜多川平朗、染織工芸家の森口華弘などから指導を受けました。 細見華岳は自然風景をモチーフにした作品が多く、モダンで上品な色糸使いと光沢に特徴があります。 1991年には沖縄県立芸大教授を務め後進の指導に尽力し、1997年には重要無形文化財「綴織」の保持者に認定されました。