絽や紗の生地をベースとして薄手の紗を重ねて二枚合わせとして仕上がった羽織のことを紗合わせと呼びます。 独特の趣がある特徴的な羽織で、裏生地の模様が表にも表れるため個性的な品に仕上がります。 着用することで本人も気持ちが向上したり楽しくなったりしますが、それよりも見ている周囲の人の方が楽しめる着物と言っても過言ではないでしょう。 従来は6月の下旬や9月の初旬に着用されることが多かったですが近年ではその限りではありません。