髪を整えるために用いられていた道具です。 笄は「こうがい」と読み、古くは男女に関係なく持ち歩いている方がほとんどでした。 さまざまな素材で製造されたものが多く、江戸時代には女性の髪飾りとしても活躍します。 よく簪(かんざし)と混同されることもありますが、実際にはまったくの別物として区別されています。 笄には成人の意味もあり、これを使用することで成人の女性を表し、実際に成人式のように使われていたこともあります。