加賀友禅の作家として業界をけん引してきた功績を持つ人物です。 由水十久は大正から昭和の時代にかけて目覚ましい活躍を見せ、石川県指定無形文化財にも選ばれています。 石川県の金沢市で生を受けた彼は幼いころより芸術に関心を見せるようになり、やがて日本画を習得するに至ります。 日本だけでなく海外でもその才能をいかんなく発揮するなど、後の業界に与えた影響も小さくありません。 加賀友禅の中でも扱いにくいと言われる人物画を好んだことも特徴的です。