約200年の歴史を誇る染色家の名跡である「田端家」は、明治以降「田端喜八」という名が受け継がれており、現在は1995年に襲名した5代目が活躍されています。 様々な技法が生み出された京友禅の中でも、厳格な手描き友禅の伝統を引継いでいます。 「田端喜八」の名は代々受け継がれている名であるため、何代目か、という点でも評価は変わってきます。特に、3代目は人間国宝となっており、歴代の中でも高い実力をもっています。 友禅染として初めて人間国宝に指定されたのが3代目です。