1926年、埼玉県に生まれた田島隆夫さんは織物作家です。
埼玉県立不動岡中学校を卒業した後、母から地機の織り方を教わり、織物という業界に入ることになりました。
1959年になると、柳悦博に師事して本格的に織師の活動をするようになります。
その後、藍染作家との出会いがあり、彼が作る織物が世間に知れ渡るようになりました。
書画にも造詣が深く、こちらの作品も現在でも愛する人が多いです。
特に研究していたのは織物に使う糸で、最期までこれにこだわり続けて作品を世に送り出していました。