1909年12月10日に滋賀で生まれた、昭和から平成に活躍した染色家です。 1924年に京都の友禅師である三代中川華邨や日本画家である疋田芳沼に師事し、伝統的な友禅の技法を学びました。 森口華弘は1939年に独立すると友禅工房を開設し、蒔絵にヒントにした蒔糊技法を友禅に取り入れ、1955年に日本伝統工芸展にて朝日新聞社賞、翌年同展にて文化財保護委員会委員長賞を受賞しました。 1967年には重要無形文化財の友禅の保持者に認定されています。