1952年に東京都で生まれた柳悦州(やなぎよしくに)氏は、柳悦孝織物工房に入所後、織物の技法のひとつである「かすり織物」を中心に、織物制作に従事してきました。 かすり織物は日本、琉球、東南アジアなどに見られる織物です。 柳悦州氏は現在、沖縄県立芸術大学付属研究所長として、織物技術論、織物技術史等を研究していますが、特に1991年からラオスの織物文化調査を継続して行い、報告書に「シルクロード織機研究」があります。