1905年3月22日に福岡で誕生した染織作家です。 古くから久留米絣の染めと織に従事していた家庭に生まれたため、幼いころから染織作家を志しており、旧制八女中学校を卒業した1922年から久留米絣の修行を始めました。 修行を終えた1927年から父の後を継いで藍染を専門的に行うようになり、1959年には国の重要無形文化財である久留米絣の技術保持者に認定されました。 松枝玉記は従来の留米絣のイメージを一新した斬新なデザインで注目され、1989年に惜しまれつつ逝去しました。