1893年2月24日に富山で生まれた染色家です。 幼いころに上京をすると、東京日本橋の九里正三郎や亀戸の竹中竹次に師事し、長板中形の型付けを学びました。 1915年に22歳の若さで独立をすると、亀戸に板場を設けて型付けから染めの一貫作業を行いました。 1954年から本藍染めによる長板中形を始め、翌年には人間国宝に認定されましたが同年末に惜しまれつつ亡くなりました。 松原定吉の息子の利男と孫の伸男も染色家として活動をしており、高い評価を得ています。