松井清々は日本を代表する京友禅の作家のひとりです。
初代の松井新太郎からはじまり、2代目の松井祥太郎、そして今は2代目祥太郎の甥の淳太郎が3代目清々を襲名しています。
初代松井清々1904年に京都で生を受け、1914年わずか10歳で小倉吉三郎氏に弟子入りして京友禅を学び、1930年から染織総合デザイナーの肩書きを得て独立しました。
その後は通商産業大臣賞や京都府知事賞をはじめ多くの賞を受賞しました。
1989年に長男の祥太郎に清々を譲り渡して、1992年に逝去しました。祥太郎氏が、淳太郎氏に清々の名前を譲り渡し現在に至っています。