国の伝統工芸品にも指定されている絞り染めのことで、有松・鳴海絞は愛知県名古屋市緑区の有松、鳴海地区を中心として広がりを見せました。 もともとこの地域は荒地でしたが、治安を守るために新たな集落が開かれた経緯もあります。 豊後地方からこの地に移住してきた三浦玄忠の妻が豊後絞りの技法を伝えたことが始まりと言われており、これによってこの地方における絞り染めは大きく発展することになります。 模様の多彩さや豊富さには定評があり、手法だけでも100を超えています。