平良敏子さんは重要無形文化財「芭蕉布」の保持者です。 沖縄県に生まれ、戦争によって途絶えてかけていた芭蕉布の復興に尽力した人物でもあり、これに使用される植物染料に精通し、芭蕉布の新たな可能性を見出すことに成功した重要な人物でもあります。 芭蕉布に用いられるイトバショウの栽培から、絣結びや染色など、必要となる全ての工程を熟知しており、これに斬新なデザインを取り入れることで、新たな芭蕉布の在り方を模索しました。