工芸きもの野口は、享保18年(1733年)に京都の地で呉服商として創業しました。 初代金谷安部兵衛から当代で8代目となる280年の間、染めひと筋に打ち込み、現在、京友禅の老舗として活動しています。 主に、型友禅や糸目友禅、絞り、刺繍、といった技法を扱っていますが、昔ながらの手法に新しいやり方を積極的に取り入れています。例えば型友禅は色の数だけ型紙を彫り、色を重ねていく染め方です。 工芸きもの野口はこれに手挿しによる彩色などを組み合わせ、新しい型友禅に取り組んでいます。