1853年5月22日に京都で生まれた工芸織物作家です。 1879年に家業の呉服商を継ぐと、1884年に川嶋織物工場を設立しました。 川島甚兵衛は西陣織の改良に尽力し、特にヨーロッパの技術を応用したことで西陣織の技術をさらに高めました。 旧来の唐織や綴れ錦などに独自の織芸を施し、より芸術性の高いものに仕上げたのです。 1886年にフランスへ渡るとコブラン織の研究を行い、帰国後は綴錦の大作を発表しました。 代表作は「犬追物図」や「百花百鳥」などです。