1900年12月17日に京都で生まれた染色家です。 14歳で三越京都支店の染工場に入社すると、京友禅の染めと色彩の技術を身につけました。 三越を退職した山田栄一は吉川与三郎に師事すると、糊置きの技術や友禅楊子などの技術を伝授されました。 明治時代には盛んに行われていた楊子糊ですが、容易な技術が開発されたことで廃れていたのです。 しかし、山田栄一の尽力によって再び評価されるようになりました。 1955年には重要無形文化財である友禅楊子糊の保持者に認定されました。