日本の染織家。京都に生まれる。
小倉家は京都の染色工芸を代表する家で百年以上の歴史ある。
長男として生まれ、子供の頃から染料や筆を遊び道具として育った。
幻の染めと言われた辻が花染の研究、
復元に数多くの功績を残した、父・小倉建亮氏に師事。
日本伝統工芸展などで各賞を受賞。
また染技連の一員として歴史的資料の修復や復元にも尽力している。
父の代から継がれた、独特の絞り染によるやさしさを持つ作品は
独創的とも言え、 古典的な図柄の復元から現代的で大胆な図柄まで
着る人を引き立てる上品さのある作品をつくり続けられている。