御召織と風通織、紬織、もじり織、に変り綴の5種類から成る多摩織は、東京都八王子市近郊でおられる織物です。 その歴史は古く平安時代にまで遡り、機械化、近代化が進んだ昭和から普及するようになりました。 渋い色合いと実用性が高いのが大きな特徴となっており、今日でも着物の他にネクタイ等にも使われています。 1980年に経済産業大臣指定伝統的工芸品に指定されてから、現在も新しい技術が取り入れられながら発展を続けています。