城ノ内みゑは1917年生まれの染色家で、重要無形文化財の伊勢型紙糸入れの保持者としても知られています。 糸入れとは、精密な縞彫りなどの型紙の筋の部分が、染めの工程で曲がりやよじれが起きやすい部分に糸を貼り補強する技術です。この工程を行うことで繊細な模様が浮かびあがります。 数少ない伝承者の一人であるため、織りあげられた反物は高値で取引されています。 浴衣生地や友禅などは美しい柄が人気で、ヴィンテージ物の着物でも丈夫で傷みが少ないということから人気が高いことで有名です。