坂口幸市は1944年1月11日、長野県に誕生した染色家です。 1962年に祖父である中儀延に弟子入りすると、1978年6月に第19回石川の伝統工芸展初入選を果たします。 その後は第62回加賀友禅創作展石川県知事賞などを数々受賞しました。 坂口幸市は二枚白と呼ばれる模様の異なる二枚の型で染めた、伝統的な加賀小紋の技法を用いる唯一の染色家です。 加賀小紋は繊細さの極みと言われており、その技術は高く評価されています。