坂井教人氏は1933年生まれの染織家です。
同氏は1949年から着物業界での活動を開始、71年に第18回日本伝統工芸展で初めての作品を出品し、78年には日本工芸会正会員に認定されています。
その同氏の長年の活動でこだわってる着物制作は鎌倉友禅という布に模様を染める技法の1つとなります。
この鎌倉友禅では墨を使用していること、そして水芭蕉とかたくりの花のデザインが同氏の作品の特徴となっています。
そして江戸や加賀などの他の友禅とイメージが似通らないために鎌倉友禅は気品をイメージテーマとして制作されています。
なお同氏の弟子入りの条件としては美術系の大学や専門学校卒業となっています。