福岡県福岡市の博多地区で織られる絹織物を博多織と呼びます。 その始まりは鎌倉時代と古く、商人が中国へ渡って伝えられたと言われています。 江戸時代には将軍へと献上されたことから、最も上質な物は献上博多とも呼ばれています。 近代化と共に量産すること、そしてより複雑な模様を描くことが可能になっていき、現在ではコンピューターを用いて製造できるようになっています。 1976年には経済産業大臣指定伝統的工芸品に指定されるに至りました。