京都府に生まれた織物作家、北村武資さんは織物に人生を賭して取りかかった方です。 1995年には「羅」で重要無形文化財保持者となり、2000年になると「経綿」によって、またもや別の重要無形文化財保持者となりました。 二つの分野で人間国宝となる人物は非常に稀ですので、類稀な才能の持ち主であることが分かります。 繊細で柔和な印象を受ける作品を数多く輩出しており、現在も活動を続けています。 古代より伝わる技法を巧みに操り、見る物を圧倒する作家さんです。