1909年10月13日に三重で生まれた型紙彫刻師です。 小学校を卒業すると児玉博の父である房吉に師事し、型紙彫刻や縞彫刻の技術を学びました。 父が亡くなるまでの4年間は夜間に徒弟学校に通いながら技術を高めたのです。 その後17歳で上京すると伊藤宗三郎に師事し、以降18年間にわたって型紙彫刻の研究を続けました。 1929年には東京で独立をすると、細い縞模様の型紙をつくる縞彫の第一人者となったのです。 1955年に重要無形文化財である伊勢型紙縞彫の保持者に認定されました。