1939年7月4日、東京に生まれた染色家です。 佐々木苑子は着物評論家である佐々木愛子を母に持ち、母からの影響によって織物に興味を持ちました。 静岡の手織紬工房で技術を学び、その後は鳥取の米子、島根の広瀬で紬織や緯絣を学び、1969年には自宅に織物工房を設置しました。 2005年には無形文化財である紬織の保持者に認定され、日本工芸会理事や日本伝統工芸展監査委員にも任命されており、後進の指導も行っています。 植物染色による柔らかさと格調高い作風が特徴です。