沖縄県の久米島に古くから伝わる織物の一つです。 織物を制作するには染めや織りといった複数の工程をこなす必要がありますが、久米島紬では一人の製作者が最初から最後まですべての工程を一貫して行うことが特徴的です。 すべての工程を一人で行うからこそ繊細な色柄や味わい深い織物を作ることを可能としています。 鳥や花形、亀甲などベースとなる文様だけでも約80種類以上あると言われており、王朝時代から続く伝統的な文様として知られています。