東京神田を出身とする染色家で、昭和から平成にかけて数多くの作品を手掛けてきた人物でもあります。 久保田一竹は辻が花の小裂に出会ったことでその美しさに魅了され、それ以来その染を何とかして復活させたいと願うようになります。 困難な時代の中で研究に明け暮れ、1961年に工房を開設してからは更に本格的な研究に没頭します。 やがて自身の創意工夫の集大成でもあり、重厚な絞りや独創的なデザイン、色調が特徴的な一竹辻が花を完成させます。