中村勇二郎は1902年から1985年に活躍した型紙彫刻師で、昭和30年には人間国宝にも認定された人物です。 昭和38年からは後継者の育成活動へ勤しみ、享年83歳でこの世を去りました。 三重県鈴鹿市で生まれ、父が行っていた伊勢型紙彫刻に馴染みを持つようになり、そしてこの道を、人生を賭して極めるに至りました。 手持ちの彫刻等は三千本を超えていたという話は有名で、微妙な違いを巧みに操り、優れた型紙を作っていきました。 現在でも人気は落ちていません。