中島秀吉は1883年から1968年に活躍した型紙彫刻師です。 生まれたのは三重県鈴鹿市で、豊田善蔵から型彫りを学ぶことになりました。 明治41年頃には大阪で会社勤めをすることになりましたが、その後大正5年に古巣である鈴鹿に戻って独立することになります。 昭和30年には伊勢型紙道具彫の保持者として人間国宝になり、享年84歳でこの世を去ることになりました。 数百本にも及ぶ彫刻刀は全て本人の手作りで、精緻で細やかなデザインを実現するために一役買いました。