重要無形文化財越後上布の第一人者として高名な中島清志は、その作品を入手することが非常に困難であることでも知られています。 1年にわずか2反しか制作されないため、中島清志作品が欲しいと望む人が順番待ちをしている状態だからです。 新潟の極寒の地において日の光と冷暖房が無い暗所で織る必要がある、紬の中でも最も細い糸を使用する重要無形文化財である越後上布のため、1年の内4ヶ月間しか織ることができないというのが1年に2反しか制作されない理由です。